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さんだーぶろぐ

オタク感想ブログです

[★★★★]ポッピンQ

www.popin-q.com

劇場アニメ『ポッピンQ』を見に行った.
私の周りでは非常に話題になっていたために見に行ったのだが,Twitter等でもときどき見かけられるように劇場はガラガラだった.
月(祝)16:30〜からの回で15人程度しか観客が入っておらず,厳しい様相だ.
公式ホームページでは入場者特典が土曜日から第2弾に変更になったと書かれているが,第1弾のカレンダーもダダ余りらしく両方をもらうことができた.

この記事では,重要なネタバレを回避しながら感想を述べる.

概要

ひとまず,この作品の概要について説明する.

ストーリー

この作品は異世界転移ものであり,舞台は「時の谷」と呼ばれる場所だ.
『劇場版クレヨンしんちゃん』でよくある雰囲気の世界で,ポッピン族と呼ばれるマスコット調の生き物が住んでいる.
主人公たちは中学の卒業式の日,それぞれの「同位体」であるポッピン族に呼ばれて時の谷を訪れる.
時の谷は「キグルミ」と呼ばれる生物たちによって危機に瀕しており,ポッピン族の長老から救ってくれるように依頼される.
時の谷を救わないと元の世界に戻れないと言われた主人公たちは,依頼を受けることにする.

主人公たちが時の谷に来ることになるきっかけとなった「時のかけら」を6つ全て集めることにより,時の谷は救われるという.
また,時の谷ではダンスを踊ることによって身体能力を引き出すことができる.*1 主人公たちはみんなでダンスを練習してコミュニケーションを深めながら,時のかけらを探していく.

キャラクター

主人公である小湊伊純は,陸上部(100m)の選手.
県大会で同級生の三橋ナナに負けてしまい,それについて咀嚼できずにいる.
赤をテーマカラーとするキャラクターらしく直情的.
キャラクターとしては正直あんまり好きではないけれども,主人公としては王道を行く感じでよい.

青担当の日岡蒼は,ガリ勉.
周りとコミュニケーションを取ることよりも勉強を最優先している.
クールで頭がいい,判断が早いというキャラクター.
井澤詩織ボイスが見た目や雰囲気に対して少しギャップを産んでいて,ものすごくかわいい.

黄色担当の友立小夏は,引っ込み事案系.
うまく説明できないが,『ガーリッシュナンバー』の八重を黒くなくした感じ*2
種崎敦美ボイスは本当にいいのだが,あまり印象に残っていない.
正直戦闘力も微妙だし,キャラ立ちの面で失敗してたよなあ.

緑担当の大道あさひは,合気道と柔道を習っていてとても強い.
その割に本人は女の子らしくしたいと思っているらしく,そこのギャップがとてもいいキャラクター.
この子は変身後の衣装がとてもかわいいのが見どころ.
あと能力がチート.

紫担当の津久井沙紀は,ダンスユニットを追い出された子.
全然しゃべらないだんまり系のキャラだけど,最後に一発決めてくれる.
この子は加入が遅かったためコメントに困るところはあるが,後日談部分で講演の遊具の中に入ってなんかしてたのはとてもかわいかった.

いいところ

この作品のいいところを挙げていく.

魅力的な声優陣

声優陣がものすごく実力派.
瀬戸麻沙美井澤詩織種崎敦美小澤亜李黒沢ともよのメイン陣はもちろん,同位体のポッピン族は田上真里奈,石原夏織本渡楓M・A・O新井里美となかなかの才能を集めている.

主人公の母親役だけやたら演技が棒読みだが,これは島崎和歌子が声優初挑戦をしているため.

非常にクオリティの高い3Dモデル

3Dモデルのクオリティはやたらと高い.
TVアニメ版『ラブライブ!サンシャイン!!』などとは比べ物にならないレベルの自然な造形で,一見して通常のセルアニメと見まごうほどである.
ぜひBDの特典映像に中学の制服で踊ってるバージョンも用意していただきたい*3
ただ,ダンスシーンの3Dとセルアニメの使い分けについて,もう少しセルアニメ寄りにしてもよかったように思う.
やはりキャラクターの表情等の描写は3Dだけだと少し足りない気がする.

物語終盤の盛り上がり

物語終盤,RPGで言うところのラストダンジョンに潜るところから,ストーリーや画面がとても盛り上がる.
ネタバレ回避のため深くは言えないが,ラスダン突入から後日談までの流れるようなストーリーはとても良い.
また,後日談が非常にワクワクさせてくれる.

正直,このアニメは終盤が全てだと言って過言ではない.

微妙なところ

物語序中盤の演出

テンポが非常に悪く,開始から6割くらいまでは「これを見させられ続けるのか」というストレスがあった.
伏線が不足していて先の見通しがよくないのと,絵コンテレベルで各イベントごとの時間配分があまりうまくいっていないんだと思う.
ずっとなんで友人たちがこの作品を推すのかということについて考えていた.

続編ありき?

この引きで続編がなかったらおれは死んでしまう.
本編は異世界転移ものだったが,続編として学園異能モノが準備されている.
ぶっちゃけ本編よりも遥かに面白そうで,しかしポッピンQの興行収入では続編ができないんではないか,という葛藤が生まれている.

*1:この表現が正確かどうかはけっこう怪しいが

*2:本当か?

*3:私は制服が好きなのだ